2019-12-18

大垣まつり、世界のポスター。13両軕ポスター巡行「シンポジウム」が開催されました!

2019年11月30日から、大垣まつり世界のポスター展では秋のイベントを開催中です。奥の細道むすびの地記念館と大垣駅通りOKBストリート、大垣公園ではそれぞれ13両軕を描いたポスターが展示され、色鮮やかな作品の数々が街を彩ります。

開会式でのテープカットの様子

初日は、奥の細道むすびの地記念館にて、開会式に続けて、大垣まつり世界のポスターシンポジウムが開催されました。

記念トーク「ポスターアートに見る大垣祭軕の魅力について」

前半は愛宕軕のポスターデザインを手がけたチャズ・マヴィヤネ・デイヴィース氏による記念トーク「ポスターアートに見る大垣祭軕の魅力について」。

チャズ氏はジンバブエ出身のデザイナーで現在はアメリカ、ボストンのマサチューセッツ芸術大学にて名誉教授を務めています。

ジンバブエはアフリカ南部に位置する国。長い間イギリスの植民地で、武力闘争の絶えない地域でした。チャズ氏の作品は平和への祈りをテーマにしたものも多く、日本人が見ても非常に強いメッセージを感じます。

人種差別や武力闘争、環境問題に訴えかける作品の数々は、ポスターが持つ力を改めて伝えてくれました。

今回チャズ氏がデザインしたのは愛宕軕をモチーフにしたポスターです。

印象的な色合いと、幾何学的な図形で見事に愛宕軕を表現しています。

「インターネットを中心に日本の神々がどう描かれるのかという部分について注意深く研究を重ね、こうしたデザインが誕生しました。大垣祭りはたくさんの歴史と魅力が詰まっており、伝統的な色彩は幸福に溢れていると感じ、来年はぜひ参加したです。」とチャズ氏。

ジンバブエにも祭りはありますが、不安定な国の情勢から、多くの祭りが失われているのだそうです。

大垣祭りが過去の戦禍もくぐり抜け、こうして300年以上の間、変わらぬかたちで続いているということは非常に貴重なことなのです。

シンポジウム「大垣まつりとポスターアートによるまちづくり」

後半は大垣祭り世界のポスター展実行委員長の堀氏、審査員のU.G.サトー氏、商店街代表として金蝶園総本家の北野氏をゲストに迎え、シンポジウム「大垣まつりとポスターアートによるまちづくり」が繰り広げられました。

それぞれの立場から大垣まつり世界のポスター展のこれまでを振り返りながら、これからの未来を描きます。

ポスターには広告宣伝といった商業的な意味合いだけでなく、ストリートアートの一面があります。大垣まつり世界のポスター展はアートとしてのポスターがまちに与える力を信じて続けてきました。

日本ではアートというと、美術館で鑑賞するというのが当たり前ですが、大垣まつり世界のポスター展は商店街や、観光地など、美術館以外の場所での展示も積極的に行っています。

デザイン性の高いポスターに触れることで、まちにとってはアートが身近な存在になり、さらにそれが、県外や海外にもポスターという形で届くことで大垣まつりの発信にも繋がります。

今回、作品がポスター展に選ばれたデザイナーの中にも、県外や海外の出身の方も多く、実際には大垣まつりを訪れたことがない方もいらっしゃいました。

選ばれた13作品をU.G.サトーさんが講評。

堀氏「ポスターを見て、大垣祭りって素敵だね。行ってみたいね。そう思っていただけるようにこれからも続けていきたいと思います。」

U.G.サトー氏「ポスターはとても魅力的なアートだと思います。大垣がポスターアートの町として世界に羽ばたいていくことを願っています。」

大垣祭りの軕がユネスコ世界遺産に登録されて3年。

370年余りの大垣祭りの歴史からみると、短い時間ですが、大垣祭りの魅力は着実に世界へ発信されています。

大垣まつり世界のポスター展はこれからもポスターアートの力を信じ、取り組みを続けていきます。今後の動きにもどうぞご期待ください。

シンポジウム動画を公開しました!

当日の様子はYou Tubeにて公開しております。
よろしければぜひご覧ください。


大垣まつり世界のポスターシンポジウム

2019年11月30日(土) 13:30〜15:30
奥の細道むすびの地記念館2階多目的室1
ゲスト チャズ・マヴィヤネ・デイヴィース、U.G.サトー

13両軕ポスター展

2019年11月30日(土)〜12月25日(水)
奥の細道むすびの地記念館1階観光・交流館

13両軕あかりポスター展

2019年11月30日(土)〜12月25日(水)
大垣駅通りOKBストリート、大垣公園

関連記事